一目均衡表

一目均衡表の「雲」について

「雲」は何を表すか

「雲」とは、本来の名称では抵抗帯と呼ばれ、一目均衡表を構成する線である先行スパン1と先行スパン2に挟まれた部分のことを指します。

一般的に雲は、トレンドの転換を判断する基準の一つとして使われます。

一目均衡表の代表的な買いシグナルの一つとして「三役好転」というものがありますが、その条件の中の一つに「価格が雲を上抜ける」というものがあります。

これは価格が抵抗帯を上抜けることによってトレンドが変わったと判断していることになります。

先行スパンは何を表すか?

雲を構成する先行スパンはそれぞれ

先行スパン1 = (転換線 + 基準線)/2を26本未来へ描画

先行スパン2 = (過去52本の最高値)+(過去52本の最安値)/2を26本未来へ描画

と計算します。

先行スパン1は転換線と基準線の半値、先行スパン2は過去52本の半値をそれぞれ表しています。

一目均衡表の一目(ひとめ)で分かること【半値について】 https://www.kozkay.com/how-to-ichimoku/ 一目均衡表における3つの半値 一目均...

先行スパンの未来へ描画するという点において特殊と言えます。

数あるテクニカル指標の中でも極めて珍しい指標と言えますが、現在を基準に考えると少し分かりやすくなります。

「現在」を基準に考えると、描かれている先行スパンは26本前の時点で描かれてものなります。

26本前の時点での半値であり、半値は買いと売りが拮抗しやすい基準点と考えることができます。

一定期間前における売買の基準点は保有者にとって損益分岐点になりやすいので、そのラインを基準に反発しやすい傾向にあり、このラインを突破した際は抵抗帯が支持帯に変わります。

これは移動平均線が抵抗帯・支持帯になりやすいのと同じ理屈であると言え、「雲」の場合は2つのラインに挟まれた部分を雲と表現し、広い範囲で抵抗帯を表現しています。

雲の厚さは何を表すか?

一目均衡表の雲の厚さは、一定の幅を持たず常に変化します。

雲のを構成する先行スパンは簡単に言えば短期と中期の半値のラインで構成されますので、トレンドが一方に偏ると厚くなります。

逆に相場が停滞しだすと短期のラインも横ばいになり、雲の厚さは薄くなります。

よって雲が薄くなることはトレンドの勢いがなくなっていることを表し、薄くなった雲を価格が通過することはトレンドの転換のシグナルであると考えることができます。

しかし上記のシグナルはトレンドが一旦発生していることが条件となり、横ばい相場においては雲の厚さは常に薄く、頻繁に価格が雲を通過するので注意が必要になります。