テクニカル分析

指数平滑移動平均線(EMA)について

直近価格に比重を置いた移動平均線(MA)

指数平滑移動平均線は(Exponentially smoothed Moving Average:以下EMA)は単純移動平均線(以下SMA)と比較し、直近の価格の比重を置いた移動平均線です。

例えば過去5日間の移動平均を求める場合、SMAが5日の価格を全て足して5で割っているのに対し、EMAは1日前のEMAを4日分と当日の価格を2日分を足し、5に1を足した6で割ります。

ややこしく聞こえるかもしれませんが、要は当日の価格の割合を2倍にしてMAがより現在価格に近くになる様に設計されています。計算に使う数値も当日価格と前日のEMAだけなので実はシンプルです。

実はメジャーなEMA

日本では移動平均線といえばSMAが使われることが多いですが、海外ではEMAが使われることが多いです。

実際、メジャーな指標(MACD等)はEMAを基準として作られているので、それらと併用する場合はEMAを使用する方が整合性が取れるかもしれません。

EMAを使う意味

EMAは直近価格を強く反映しているのでゴールデンクロスなどのシグナルがより早く出やすいといった特徴があります。

またEMAに限らず移動平均線は利益確定やロスカットの判断基準として使われることが多くあります。

これは過去の価格の平均値であることから、移動平均線が損益分岐点になるという考えの元に行われるものです。

実際の売買に置いて、直近の価格に近いほど保有者は多く、過去の取引価格ほど保有者は少なくなります。

そういった面からも、直近価格は強く反映させたEMAは損益分岐点としての役割を果たすには適している指標だと言えます。