心理

トレードに対する漠然とした不安とリスクのはなし

助手
助手
ポジション持っている時ってなんかソワソワするよね?
先生
先生
それは不安感かも知れないな

リスクと不安感

リスクをウィキペディアで調べると、

「将来のいずれかの時において何か悪い事象が起こる可能性」

と説明されています。

「悪い事象」というのが印象強いですが、不安感との強い関連があるのがその後に続く「可能性」という概念になります。

可能性という単語は「確実性」とも言い換えることができ、

人間は「不確実」なことに強いストレスを感じます。

例えば、コインを投げて表が出れば賭けた金額が倍になって返ってくるゲームと、白と黒のボールが入っている箱の中からボールを1つとってその色が白が場合に賭けた金額が倍になってくるゲームがあるとして、どちらかのゲームをしなければならないとしたら多くの人がコインのゲームを選びます。

これは箱の中身のボールの比率がわからないからです。

実際には白のボールが多く入っていて勝率が高いかもしれません。

しかし分からないうちはほとんどの人がそのゲームを選ぶことはありません。

トレードはどちらかと言えばこの箱のゲームに近く、どの程度のリスクが存在するか「分かりにくい」ことに不安を感じる原因があります。

投資をする人口が増えにくいのもこのリスクが分かりにくいことにあるかもしれません。

どうすれば不安が減るか

不安の原因がリスクの不確実性にあるなら、そのリスクを想定・限定することができれば不安を軽減することができます。

想定とはシステムトレードで言えばバックテストを参考にすることができます。

過去のデータに照らし合わせて損失がどの程度まで発生する可能性があるかを最大ドローダウンで知ることができます。

バックテストはあくまでも過去のデータ、それも多くの場合は最適化されたデータのなので実際の運用ではより多くドローダウンを想定する必要はありますが、全く分からないよりかは遥かにあった方がいいデータです。

損失の限定については、例えばストップロスを設定し1回あたりの損失を限定したりするなどのルール付けを行う方法があります。

この際はそのロスカット行った際に実際いくらの損失が発生するかを計算しておくことです。

注意しなければならないのは土日を挟む場合、週明けに前週から大きく乖離した価格で取引が開始される可能性があることです。

この場合はロスカットが想定したポイントで発生せず大きな損失が発生する場合があります。余裕を持ってロスカットラインを設定するか、土日はまたがない様に取引するなどの工夫が必要になります。

また、オススメする訳ではありませんが海外のFX口座のゼロカットシステムを利用する方法もあります。

ゼロカットシステムは大きな損失が発生した際に、口座に入っている金額以上の損失は発生しないという制度になります。つまり追証が発生しません。

この方法は口座金額 = 最大損失 という形でリスクを明確化する方法で、とてもシンプルに最大損失を想定することができます。

しかしこのゼロカットが本当に執行されるかはそのブローカーに依存する形になるので、これもまた別のリスクが存在するので注意しましょう。

完全な予測はできない

トレードは利益や損失を完全に想定することができません。

しかし過去のデータの検証や経験によってその勝率を高め、破産しない様に資金を賭けて増やしていける可能性をあげることはできます。

リスクを完全には制御できなくても、不確実なリスクを限定していくことで不安は大幅に減らすことができます。

トレードに限らず不安の多くは「知らない」ことに由来し、知っておけば準備と覚悟ができることがあります。

相場の世界は予測できないものですが、だからこそあらゆることを想定する必要があります。